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「膵神経内分泌腫瘍(PNET)」の入院・手術まで その1

膵神経内分泌腫瘍

核医学検査 全身シンチグラム「オクトレオスキャン」の実施

 前回、「膵神経内分泌腫瘍」と診断をいただいてから1週間後の病院です。今回は核医学検査 全身シンチグラム「オクトレオスキャン」と言う検査を受けるために来ました。この検査は、がんの検査や診断で言う「PET検査」のようなもので、全身の神経内分泌腫瘍のリスクを検査するものです。検査は2日間で行われます。私の「神経内分泌腫瘍」は「膵臓」で発見されたのですが、日本人の場合は「直腸」が多く、また「肺」などに腫瘍がある場合もあることから、治療方法を決定するため全身検査を実施するとの事です。

検査1日目

 会社に年休(時間休)を申請し午前中から病院へ。一先ず受付を完了し実施の検査病棟へ向かいます。ここで「オクトレオスキャン静注セット」の登場です。ここでは注射をしてもらいます。
 数時間後に1時間程度の撮影を実施するとの事です。一度、帰宅しても良いとの事でしたので、職場に戻り仕事をしながら時間経過を待ちます。
 午後から再度病院へ向かいます。今度は撮影です。実際に1時間程度の撮影時間がかかりました。しかし、痛いものでもないので、しっかりお昼寝をさせていただきました。そして、明日についての説明を受け帰宅します。注射後24時間経過の撮影を同様に実施との事です。

検査2日目

 検査2日目です。午前中から病院へ到着。本日はまっすぐ検査病棟へ向かいます。予定時間より少し早く到着しましたが、本日の1人目でもあり到着後、待つことなく撮影に・・・
 この日も、眠りながらの1時間の検査となりました。さて、この検査は高額と聞いており、この2日目に、一日目まとめて会計となります。ドキドキしながら会計に向かいます。4万円(3割負担で)越えです。「健康保険よ、ありがとう・・・」と心の中で呟きながら、自宅に向かいます。

オクトレオスキャンの詳しい情報
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院

「大腸カメラ」の実施

 「オクトレオスキャン」より10日後です。本日は「大腸カメラ」を実施です。
 検査前日から食事に関して制限がありました。一般的な大腸カメラ受検時と同じですね。食事の制限と下剤の使用です。検査の前日の三食は前回病院から渡されていた「クリアスルー3食」です。検査日当日は「はらぺこあおむし」状態です!また、朝から2リットルの下剤が強敵でした。
 検査は「ミダゾラム(鎮静剤)」を希望して、リラックスして検査を受ける事が出来ました。さて、検査ですが意識はあり、検査後は歩いて待機室へ移動します。そこで、30分程度の休憩をし着替えて検査終了です。

全検査終了後の診断結果

 「オクトレオスキャン」「大腸カメラ」とも異常なし。私の「神経内分泌腫瘍」は「膵臓」のみであり、現在は他の臓器に発症はないとの事でした。日本人に発症が多い「直腸」にも無く、「肝臓」への転移も無い!との安心を得ることができました。
 私の病名は「膵神経内分泌腫瘍(PNET)g1」と診断されました。今までは「内科」にお世話になり、いろいろな検査を実施してきました。今後は、この情報を「外科」の先生へ共有し、実際の治療方法を決定していくとの事です。次回の来院は1週間後、今度は「外科」の先生とのお話となります。

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