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「PNET 入院」その4【入院11日目~入院15日目】

膵神経内分泌腫瘍

入院11日目(術後9日目)

 食欲不振は続く、食事は5割程度が限界です。リハビリ以外にも自主的に病棟内を歩くことにします。午前5周と午後5周自主的におさんぽです。

 膵液漏への対応「オクトレオチド」皮下注射 (8回目~10回目/15回中)

 いままで、ビーフリード(1,000ml)の点滴であったが、食欲不振が続きソリダT3(500ml)×3本に変更となった。やはり調子が悪い。病棟内の散歩も午前3周と午後2周しか出来なかった。

 もともと得意じゃなかった「おかゆ」に反応してしまい、夕飯後に「嘔吐」する。そこまで食べていないので液体がほとんどであった。また、もともと血圧が高めであったので、血圧の薬の処方も始まりました。

 この日の深夜、体調が悪化

 膵液漏への対応「オクトレオチド」皮下注射 (11回目~13回目/15回中)

 日にちが変わり深夜2:30過ぎ、おなかの調子が悪く目が覚める。お腹がグルグルし調子が悪い。ベットサイドの明かりを着け点滴の状態や、身の回りを確認する。お腹から出ているドレーンの液を見入ると「赤い」液体になっていたが、まぁ気にせず再度、眠りに落ちます。

 時間が過ぎ4:30ころ目が覚める。ドレーンから「真っ赤」な液が漏れ、シーツが染まる。排液が増加したようだ、痛みは無いが異常さは感じた。明け方ではあるがコールで看護師さんを呼ぶことにします。

 看護師さんは、着替えとベット用パッドを準備してくれました。落ち着いた対応をいただきましたが、看護師さんの話の中で、朝一に先生から緊急でCT(造影剤)のオーダーが入るだろうと言う声が聞こえてきました。

 朝6:00にCT検査室へ移動となりました。静かな病院内へ移動し待つことなく検査室を独占です。すでに数回のCTを受けていますので慣れたものです。

 先生の話では、膵液漏かドレーンの管の接触より、腹腔中の血管が損傷し出血したものであり、膵液の影響で太い血管からの出血の場合は一大事になっていたとの事、一先ず緊急の手術などはなく現状で様子を見る事となりました。

 ドレーンの先にあった排液容器を外し、排液をガーゼで受ける形に変更となりました。

 血液検査(培養)を実施する。

 そして・・・ この日から「絶飲食」となりました。

膵液漏への対応「オクトレオチド」皮下注射終了 (14回目~15回目/15回中)

 後に奥さんから聞くが、緊急手術の可能性もあると先生から電話があったらしい・・・

入院14日目(術後12日目)

 絶賛、絶食中です。食事はしなくとも、毎日のリハビリはしっかり実施します。点滴は継続(ソリダ1,500ml)

入院15日目(術後13日目)

 栄養士さんから、食事について提案がありました。栄養価の高いドリンクを食事に合わせて出す事と、食べやすさを重視していくこととなりました。夜もここ数日よりは、眠れるようになり体が少し楽になってくる。

 排液は今だ「真っ赤」ではあるが、量は若干減ってきたと感じます。

 洗髪と体を拭き、ドレーンがサージドレーンになりました。肌に袋状のパックを着け、そこに排液を溜め量と状況が確認しやすくなりました。食欲は復活せず、点滴は継続です。

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